• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実績報告書

一般病棟の看護チームにアプローチする看取りケア実践教育プログラムの構築と教育評価

研究課題

研究課題/領域番号 22792207
研究機関国際医療福祉大学

研究代表者

吉岡 さおり  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 准教授 (60454881)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード終末期がん患者 / 看取り / 家族支援 / 継続教育 / 教育評価研究
研究概要

本研究は、一般病棟における終末期がん患者と家族を支援するための「看取りケア」の質向上を目的に、一般病棟の看護チームを対象とした教育プログラムを構築し、教育評価を行うことを目的とした。先行研究から明らかとなった看取りケアの実践に関連する要因を基にプログラムを作成し、家族アセスメント、症状コントロールに関する内容を理論やモデルと関連付けながら看護チームを基盤に学習する方法とした。
研究デザインは対照群を設定しない前後比較介入研究とし、22名の一般病棟の看護師を分析対象とした。評価時期は、介入前、直後、2ヶ月後とした。評価指標の分析の結果、主要アウトカムである看取りケア実践能力の向上が認められ、看取りケアに対する自信、態度、知識にも肯定的な変化が認められた。プログラムの有用性についても参加者から高い評価が得られ、看取りケア実践教育プログラムは、実践能力の向上に寄与するプログラムであることが示唆された。
プログラムの内容、展開方法、評価方法は実施要領にまとめ、各評価指標の適切性および信頼性と妥当性についても最終検討した。
看取りケア実践プログラムは専門看護師や認定看護師と協働し、院内教育として導入することが最終目標であるため、フィールドの確保も含め今後も継続して取り組んでいく。
また、患者の終末期において在宅療養への移行が大きな課題となっている現状を踏まえ、在宅療養移行における一般病棟看護師の意思決定支援も視野にいれ、研究を発展させていくことが今後の課題である。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Factors and structural model related to end-of-life nursing care in general ward in Japan2012

    • 著者名/発表者名
      Yoshioka, S.
    • 雑誌名

      American Journal of Hospice and Palliative Medicine

      巻: 30 ページ: 146-152

    • 査読あり
  • [学会発表] 終末期がん患者の在宅療養移行に向けた意思決定支援の実態とその関連要因2013

    • 著者名/発表者名
      梶山倫子, 吉岡さおり
    • 学会等名
      日本看護研究学会第39回学術集会
    • 発表場所
      秋田市
    • 年月日
      2013-08-23
  • [学会発表] 看取りケアに関する知識に対する主観的評価項目の作成2013

    • 著者名/発表者名
      吉岡さおり, 森山美知子
    • 学会等名
      第27回日本がん看護学会学術集会
    • 発表場所
      金沢市
    • 年月日
      2013-02-16

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi