研究課題/領域番号 |
22792207
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 国際医療福祉大学 (2012) 広島国際大学 (2010-2011) |
研究代表者 |
吉岡 さおり 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 准教授 (60454881)
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研究協力者 |
森山 美知子 広島大学, 医学部, 教授 (80264977)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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キーワード | 終末期がん患者 / 看取り / 家族支援 / 教育評価研究 |
研究概要 |
本研究は、一般病棟における終末期がん患者と家族を支援するための「看取りケア」の質向上を目的に開発した看取りケア実践教育プログラムの教育評価を実施することを目的とした。 研究デザインは対照群を設定しない前後比較介入研究とし、 25名の看護師を介入の対象とした。プログラムの構成は先行研究を基に検討し、 家族アセスメント、症状マネジメントに関する内容を理論やモデルと関連付けながら学習する内容とした。評価指標の分析の結果、主要アウトカムである看取りケア実践能力の向上が認められ、 2か月後も維持されていた。看取りケアに対する自信、知識においても同様の変化が認められた。看取りケアに対する態度においては、介入直後に有意に上昇した。プログラムの有用性についても参加者から高い評価が得られ、看取りケア実践教育プログラムは、実践能力の向上に寄与するプログラムであることが示唆された。本プログラムを院内継続教育として広く活用していくことが今後の課題である。
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