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2011 年度 実績報告書

転移性脊椎腫瘍患者に望ましいケアプログラムの開発のための縦断的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22792210
研究機関独立行政法人国立国際医療研究センター

研究代表者

小山 友里江  独立行政法人国立国際医療研究センター, 成人看護学, 講師 (40521141)

キーワードがん / 骨転移 / 転移性脊椎腫瘍 / ADL障害 / ケア / 看護師
研究概要

がんの治療法の進歩に伴い、患者は長期間の生存が可能となった。同時に初期治療が終了し、何年もの経過を経てから、骨転移が生じるケースもみられるようになった。骨転移の中でも、特に転移性脊椎腫瘍患者には、ADL障害が高度に出現する。このような患者には、疼痛管理を十分に行い、日常生活動作の再獲得によって、その患者らしい生活が送れるように支援することが必要である。看護師が患者に最適なケアを提供するためには、脊椎への骨転移が明らかになった時点で速やかに患者が何を望み、どんなケアを必要としているのかを把握することが必要である。
本研究課題の目的は、転移性脊椎腫瘍患者が望むケアの内容を詳細かつ経時的に把握すること、また転移性脊椎腫瘍を専門とする病院看護師の提供しているケアの実態を把握することによって、転移性脊椎腫瘍患者に望ましいケアプログラムの構築への示唆を得ることである。
平成24年度には、K病院の転移性脊椎腫瘍患者を対象とした質問紙調査によりベースラインとなるデータを取得し、さらに2年間の縦断研究が可能なコホートを確保する。
また転移性脊椎腫瘍患者を多く診療している病院の看護師に対してインタビュー調査を行った結果をふまえ、現在提供しているケアの内容や看護師のもっている知識・技術を明らかにする。またがん拠点病院と都内総合病院の看護師を対象に、転移性脊椎腫瘍のケアに対する質問紙調査を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

H23年3月25日より研究者本人が肺動脈塞栓症にて入院加療およびその後の療養生活を余儀なくされたため、研究実施が1年ほど遅れた。現在も療養中であるが、臨床との協議し、研究の実施体制を整えつつある状態である。

今後の研究の推進方策

研究者本人に健康問題が発生したため、当初計画していた予定より実施が遅れがちであるが、今年度から臨床との連携体制を整えなおし、計画の完遂を目指している。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012 2011

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 人工膝関節全置換術を受けたリウマチ患者の手術療法前後のQuality of Life2011

    • 著者名/発表者名
      小山友里江
    • 雑誌名

      日本整形外科看護研究会誌

      巻: 6 ページ: 30-35

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Factors affecting encouragement of relatives among families with Lynch syndrome to seek medical assessment2011

    • 著者名/発表者名
      Ishii N, Arai M, Koyama Y
    • 雑誌名

      Fam Cancer

      巻: 10(4) ページ: 649-654

    • 査読あり
  • [学会発表] 成人同種造血幹細胞移植患者における移植片対宿主病に関するセルフケア行動2012

    • 著者名/発表者名
      山田真由美, 小山友里江, 飯野京子
    • 学会等名
      第25回日本がん看護学会学術集会
    • 発表場所
      島根県松江市
    • 年月日
      2012-02-11

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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