転移性脊椎腫瘍患者に望ましいケアプログラムを開発するために、患者を対象として調査を行った。第一段階では、インタビュー調査を行い、患者の体験を記述した。その調査をもとに質問紙を作成した。第二段階では、EORTC-Core 30、現在の症状や患者が望むケアに関する質問紙調査を行った。これらの調査から、患者は突然の生活状況の変化に戸惑い、治療中に様々な不安を感じていることが明らかとなった。また、治療後どこまで活動性を高めてよいのか迷うこと、家族もどのように対処したらよいのか判断が難しいことが明らかにされた。転移性脊椎腫瘍患者の生活の再構築のためには、多職種による支援が必要であることが示唆された。
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