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2012 年度 実績報告書

慢性疾患患児を育てる親のストレス・コーピング構造の変化に関する縦断的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22792213
研究機関弘前大学

研究代表者

扇野 綾子  弘前大学, 保健学研究科, 助教 (70400140)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2014-03-31
キーワード看護学
研究概要

小児期特有の疾患の救命率の向上に伴い、その治療期間は長期化する現象が生じている。そのため、長期間治療を受ける小児を慢性疾患患児としてとらえ、子どもの心身両面への看護を行うことが重要である。それと並行して、子どもに対して日常的にケアを行う家族に対しても各時期に応じた心理面の支援が必要であると考えた。このことから、慢性疾患患児を育てる親の心理的ストレスおよびコーピングの状態を縦断的に調査することを目的として本研究を行っている。
平成23年度11月から研究を中断しており、平成24年度は年度途中の9月から研究を再開した。そのため、あらためてデータ収集のための資料準備を行った。具体的には前年度に作成した調査票を見直し、文言等若干の修正を加えたものを印刷製本した。コーピングおよびレジリエンス尺度については、論文の著者(作成者)に使用の承諾を得ている。また調査を実施する施設に依頼し日程の調整を行い、次年度早々に調査票の配布を行えるよう準備した。所属の倫理審査委員会の承認は受けていたが、研究の中断と再開に伴い、研究期間延長の申請をした。
また、調査の具体的方法について検討した。本研究では調査の対象者を確保することが困難であると予測される。特に慢性疾患患児の母親に対して3回の調査を依頼することになり、対象者に心理的負担を生じさせる可能性がある。そこで協力してくれた対象者に薄謝を進呈することが回収率の向上に役立つ方法の一つと考えられたため、これらをあらかじめ用意した。また、調査票の配布およびデータ整理を依頼する協力者の確保についても検討した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

年度途中の再開ではあるが、計画通りにデータ収集を進めることができなかったため。

今後の研究の推進方策

研究計画のタイムスケジュールよりも遅れているため、計画を繰り下げて実施する予定である。そのことにより収集できるデータ数が当初の予定より少なくなる可能性があるが、謝礼を進呈するなどして回収率の向上に努める。

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公開日: 2014-07-24  

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