発達障害をもつ子どもの母親5名に子どもが診断されるまでと診断後の経時的プロセスを追って、発達障害の子どもとの相互作用、心理について半構造化インタビューを行った。発達障害をもつ子どもの母親は、診断されるまでは試行錯誤しながら子どもに関わっていた。また、診断後は子どもの特徴に応じた関わり方を掴むまでは、子どもの気になる行動を正そうと怒ってばかりいた。しかし、【子どもを自分の枠にはめようとする自分自身に気づく】ことで、【ありのままの子どもを受け入れる姿勢】に変化し、子どもができていることを褒める関わりへと変容していた。
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