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2010 年度 実績報告書

精神障害者の訪問中に訪問看護師が受ける暴力の実態に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22792265
研究機関神戸大学

研究代表者

藤本 浩一  神戸大学, 大学院・保健学研究科, 助教 (20467666)

キーワード精神障害 / 訪問看護 / 地域生活支援
研究概要

訪問看護師が利用者から受ける暴力の実態を明らかにすることを目的として、(1)近畿圏内(京部府、大阪府、滋賀県、奈良県、和歌山県、兵庫県)の精神科病院に設立された訪問看護ステーションに所属する精神科訪問看護師225名にアンケート調査を実施した。その結果、99部の回答を得て(回収率37.8%)、うち95部を有効回答(有効回答率96%)として集計した。
◆精神科訪問看護師が受ける暴力の実態
「身体的暴力を受けた経験がある」と回答した訪問看護師は18名(19%)、「言語的暴力を受けた経験がある」は35名(37%)、「性的暴力を受けた経験がある」は14名(15%)、「脅迫・威嚇行為を受けた経験がある」は19名(20%)、「器物破損を目の当たりにした経験がある」は10名(11%)であった。
「この1年間に暴力を受けた経験がある」と回答した訪問看護師は、「身体的暴力」は4名(4%)、「言語的暴力」は25名(26.3%)、「性的暴力」は10名(10.5%)、「脅迫・威嚇行為」は13名(13.7%)、「器物破損」は4名(4%)であった。
(2)近畿圏内の一般の訪問看護ステーションのうち、精神科および精神科以外の利用者に訪問するステーションに所属する訪問看護師648名、にアンケート調査を実施した。その結果、186部の回答を得て(回収率:28.7%)、うち176部を有効回答(有効回答率:94%)として集計した。
◆精神科の利用者から一般の訪問看護師が受ける暴力の実態
「身体的暴力け受けた経験がある」と回答した訪問看護師は41名(23%)、「言語的暴力を受けた経験がある」は51名(29%)、「性的暴力を受けた経験がある」は23名(13%)、「脅迫・威嚇行為を受けた経験がある」は26名(16%)、「器物破損を目の当たりにした経験がある」は16名(9%)であった。
「この1年間に精神科の利用者から暴力を受けた経験がある」と回答した訪問看護師は、「身体的暴力」は29名(16%)、「言語的暴力」は39名(22%)、「性的暴力」は15名(8%)、「脅迫・威嚇行為」は16名(9%)、「器物破損」は9名(15%)であった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 訪問看護中の暴力に対する精神科訪問看護師と所属施設の対応2010

    • 著者名/発表者名
      藤本浩一
    • 学会等名
      日本看護学会 精神看護 2010
    • 発表場所
      (宮崎県)ワールドコンベンションセンターサミット
    • 年月日
      20100722-20100723

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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