研究概要 |
本研究は,コンピュータを用いて長期入院精神障害者の患者の思いにそった退院支援用データベースと検索システムを開発することであり,それによって入院期間の短縮、社会的入院患者およびその家族の生活の質を高めることを目指すものである。 22年度は、退院支援用データベースの開発をするために、まず退院支援が進んでいる研究協力施設において聞き取り調査を行った。地域における退院施設に関する情報は、県および市町村単位でインターネット検索することが可能であり、退院支援用データベースを開発するよりも、患者が早期に回復できるような退院支援用の看護診断計画システムを開発することが、より患者および家族の生活の質を高めるための退院支援システムとして有用であることが明らかにされた。したがって、県および市町村単位で、インターネットで検索された結果を有効活用するための、長期入院精神障害者の思いにそった退院支援用看護計画システムの構築を行うことに変更し、システムの基本設計および基本プログラムを行った。 23年度は、退院支援用看護計画システムのプログラミングを完成させ、実際に研究協力施設で試行し、研究協力施設での運用していく予定である。またこれまでの成果を学会で発表する予定である。
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