本研究の目的は,地域,学校の協働により,高校生の子宮頸がん予防行動意図を高め,将来の子宮頸がん予防行動につながる,子宮頸がん予防教育プログラムを開発することである。本研究では,高校の保健体育教諭を対象にした,子宮頸がん予防教育プログラムの活用意思を明らかにする質問紙調査,および高校生を対象にした子宮頸がん予防行動における行動意図とその関連要因を明らかにすることを目的とした質問紙調査を実施した。 さらに,質問紙調査結果の分析により教育プログラムにおける概念枠組みを作成し,高等学校学習指導要領保健体育編,小・中・高の保健の学習内容等を踏まえ,高校生のための子宮頸がん予防教育プログラムを開発した。
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