思春期の子どもの生活支援を担う養護教諭と看護職の2職種により、思春期摂食障害患者へのIPE(Interprofessional Education)コミュニティーケアモデルの開発に着手した。まず、養護教諭が摂食障害の子どもに学校で関わる際の医療へのニーズや連携における困難感を調査した結果、養護教諭は生徒の医療における個人情報の求めづらさを感じており、回復につなげるための具体的指示、養護教諭からの医療への生徒の情報提供などのニーズがあった。さらに、養護教諭のスキルをカテゴリー抽出し、これらを統合してモデル構成要素を検討した。その一部について、保健指導プログラムを作成し、養護教諭の早期介入や医療受診の重要性の認識を高めることが確認された。
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