研究課題
本研究では様々な生活様式の変化、医療体制などの文化差異を考慮した上での各国に適した糖尿病予防プログラムを考えるための枠組みとし、その背景因子、特に近年中におきたグローバル社会における食習慣の変化や重要な役割を果たしている民俗医療の文化的モデルを考慮に入れてうまく対処できる包括的なプログラム開発を進め実践していくことである。インドネシアバリ南東部にあるチュニンガン島民に対し、栄養学的調査を行った。島民は両親ともチュニンガン島出身であり、食生活なども似ていることが明らかとなった。また日本における研究では、国別ではなく、職業や地域特性が生活環境に影響を及ぼしていることがわかったことから、その問題に応じた対応が必要であると考えられた。今後グローバル化して行く社会において行政機関や医療機関などの各機関や、地域住民の中に理解力や言語能力等により情報のバリアを持つ人がいることを理解し、工夫して情報を提供しながら、健康を促進していくことが必要である。母国語版の作成およびパイロットスタデイを実施し、看護実践での実施可能かどうか検討する。対象となる集団の言語的・文化的・社会経済的状況について十分考慮に入れて開発する。既存の健康情報や健康づくり教材の直接的な使用ではなく多数の人口が信頼を置き、頻繁に使用しているコミュニケーションツールを利用して、効果的なヘルスメッセージの提供を考えたが、そのヘルスメッセージへのアクセスが今後の課題と考える。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2013 2012 その他
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (3件)
Free Radical Research
巻: 52(2) ページ: 160-166
10.3164/jcbn.12-122
巻: 47(3) ページ: 181-191
10.3109/10715762.2012.759218
Journal of Nursing and Care
巻: in press ページ: in press