研究概要 |
持続的情報連携サービス分析方法論の研究では,異なる組織や社会で創造・蓄積される多様な情報を利用者が柔軟に連携して活用するための持続的な情報連携サービスを分析する方法論を確立するために,研究計画に従って本年度に以下の成果を達成した. まず,持続的情報連携サービス分析方法論の要素研究の内,本年度は,情報連携構造分析技法,情報連携メトリクスを具体化した.また,全年度具体化した,3階層情報連携アーキテクチャ,情報連携アーキテクチャ分析技法,情報連携コミュニティ分析手法と,今年度具体化した手法を統合するためのプロセスとして,持続的情報連携サービス構築プロセスを提案した. 持続的情報連携サービス構築プロセスでは,情報連携コミュニティ分析,情報連携アーキテクチャ分析,情報連携サービス定義,情報連携サービス評価という4つの工程を反復的に繰り返すことによって持続的な情報連携サービスを実現することができる. さらに,これまで2年間の研究において提案した手法をとりまとめ,書籍として出版した.
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