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2010 年度 実績報告書

過去の高品質な開発プロセスの再利用による開発プロセス記述支援環境の構築

研究課題

研究課題/領域番号 22800043
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

伏田 享平  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 研究員 (20585145)

キーワードソフトウェアプロセス / プロセス改善 / プロセス評価 / 計画立案支援 / ソフトウェアメトリクス / プロジェクト管理 / ソフトウェア工学 / 品質評価
研究概要

本研究の目的は,ソフトウェア開発プロセスの分析・評価を迅速に行い,改善するため,開発プロジェクトの計画時に高品質な開発プロセスを迅速に作成するための支援環境を構築することである.この環境では,過去のプロジェクトでの成功例(ベストプラクティス)を活用することに着目する.また,開発プロセスの品質をプロジェクト計画時に自動的に評価することで,プロセス中の問題のある箇所を早期に検出することが可能になる.この環境により,プロジェクト管理者は,過去のプロジェクトの結果を利用して,優れた品質を持つプロセスを柔軟かつ迅速に構成することが可能となる.
本研究では研究目標達成のために,(1)開発プロセスの品質を評価するための尺度の選定,(2)過去の開発プロセスからのベストプラクティス抽出手法の確立,(3)プロジェクト実施前における開発プロセスの品質評価手法の確立,(4)開発プロセスの記述支援環境の構築,の4つのサブタスクを実施する.
平成22年度は,サブタスクのうち(1),(2),(3)に着手した.(1)に関しては開発プロセスの品質を定量的に表す尺度として,作業の並列性に着目したプロセスメトリクスを考案した.(2)に関しては過去の開発プロセスからベストプラクティスを抽出するため,開発プロセスのモデル化について検討を行った.(3)に関しては,プロセスメトリクスとプログラムの複雑度メトリクスを利用して,実際のソフトウェア開発プロジェクトを対象に定量的なプロセスの品質評価に向けて,分析,検討を行った.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 開発プロセスの並列性に着目した分析の試み2011

    • 著者名/発表者名
      伏田享平
    • 学会等名
      ウィンターワークショップ2011・イン・修善寺
    • 発表場所
      ラフォーレ修善寺(静岡県)
    • 年月日
      2011-01-20
  • [学会発表] Using Program Slicing Metrics for the Analysis of Code Change Processes2010

    • 著者名/発表者名
      Raula Gaikovina Kula
    • 学会等名
      International Workshop on Empirical Software Engineering in Practice 2010 (IWESEP 2010)
    • 発表場所
      奈良先端科学技術大学院大学(奈良県)
    • 年月日
      2010-12-07

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公開日: 2012-07-19  

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