研究課題
研究活動スタート支援
軍記物語は、絶えずその姿を変え続けてきた流動の文芸である。それらの作品がどのように生成し、膨大な数の諸本を生み出していったのかを問うという課題に対し、本研究では『平家物語』を中心として分析を行った。諸本本文の関係を明らかにし、それらの背景にどのような文学的方法の相違があったのかを考えることにより、諸本の流動を一つの文学史として描き出すための基本的な視座を得たことが、その主たる成果である。
すべて 2011
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)
東京大学国文学論集
巻: 6 ページ: 31-48
http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/43740/1/kr006003.pdf
国語と国文学
巻: 第88巻第6号 ページ: 35-52