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2011 年度 研究成果報告書

古代ローマ帝国元首政期における皇帝とイタリア諸都市の関係についての考察

研究課題

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研究課題/領域番号 22820020
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 西洋史
研究機関東京大学

研究代表者

中川 亜希  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 学術研究員 (80589044)

研究期間 (年度) 2010 – 2011
キーワード古代ローマ / 皇帝 / イタリア / 都市 / 碑文 / 徳
研究概要

皇帝や都市の名望家たちの財政的貢献が、各都市の碑文において、どのような「徳」を示す言葉によって表現されているのかを調査した。その結果、イタリア全土ではmunificentiaという語が好まれたが、北部のみに注目すると特にliberalitasという語が用いられたことが明らかになった。北イタリアは共和政末期の政治家ユリウス・カエサルの政治的地盤であり、カエサルから様々な支援を受けたと考えられる。その記憶があるため、カエサルと結びつけられる語liberalitasが帝政期にも好まれたと結論づけた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] ガリア・キサルピナとカエサル碑文に見られるliberalitasを通して-2011

    • 著者名/発表者名
      中川亜希
    • 雑誌名

      地中海学研究

      巻: 34号 ページ: 3-25

    • 査読あり

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公開日: 2014-08-29  

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