研究課題
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歌仔戯は二十世紀初頭の台湾で成立した、中国戯曲のなかでも比較的新しい劇である。二十世紀初頭は台湾でレコードが普及した時期でもあり、多くの音源が残されている。レコードを用いた奏者やジャンル、劇音楽の旋律や楽器編成などの実態調査から、歌仔戯と当時台湾で享受されていた多種多様な芸能との間に共通点が見出された。歌仔戯が郷土の劇として台湾で受け入れられた要因として、多数派言語(.南語)の使用のみならず、既存の音楽要素を複合的に導入し時代と社会が求める芸能を体現していることが明らかになった。
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ムーサ
巻: 12号 ページ: 43-51