研究課題
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清和朝(「貞観」859-77)を初唐・太宗の「貞観の治」(627-49)に倣った文治主義の時代と見なす先行研究を出発点として、清和朝、および、その前後で漢詩文隆盛期であった嵯峨朝(「弘仁」810-23)、宇多朝(「寛平」889-97)における文学作品、歴史書、政治書を調査し、「貞観の治」に関する語句や思想が受容されていることを確認した。そして、三朝に通底する「貞観の治」受容の様相こそが、漢文学史上の重要課題である文章経国思想の展開と重なることを論じた。
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古代学研究所紀要
巻: 16巻 ページ: 1-15
早稲田大学古典籍研究所年報
巻: 4巻 ページ: 57-64