経済主体の異質性を含むマクロ経済安定化の為の金融政策

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22830034
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 理論経済学
• 研究機関: 信州大学
• 研究代表者: 藤崎 聖也 信州大学, 教育学部, 助教 (50578276)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• キーワード: マクロ経済学 / 動学 / 安定性 / 経済政策 / 異質性

研究概要

主体間の違いを考慮した経済理論が近年発達している。それは、現実の経済に対してより適切な政策を提言する上でも重要なことである。本研究では、構造の異なる2国経済において、所得やインフレ率が低い時には利子率を引き下げ(投資の増加などを通じて)経済活動の回復を目指す金融政策が、経済の安定化に対してどのように機能するかを中心に理論分析した。また、主体間の違いの一種である社会的地位選好と経済政策の関連についても考察した。

研究成果

• [雑誌論文] Optimal fiscal policy with social status and productivegovernment expenditure (2012)
  • 著者名/発表者名: Seiya Fujisaki
  • 雑誌名: Economics Bulletin 巻: Vol.32, No.1 ページ: 960-968
  • URL: http://www.accessecon.com/includes/CountdownloadPDF.aspx?PaperID=EB-11-00734
  • 査読あり
• [雑誌論文] Interest Rate Control Rules and Macroeconomic Stability in a Heterogeneous Two-Country Model (2012)
  • 著者名/発表者名: Seiya Fujisaki
  • 雑誌名: MPRA Paper 巻: No.37017 ページ: 1-26
  • URL: http://mpra.ub.uni-muenchen.de/37017/1/MPRA_paper_37017.pdf
• [雑誌論文] Growth and Distributional Effects of Inflation with Progressive Taxation (2010)
  • 著者名/発表者名: Seiya Fujisaki and Kazuo Mino
  • 雑誌名: Economics Bulletin 巻: Vol.30, No.4 ページ: 3055-3065
  • URL: http://www.accessecon.com/includes/CountdownloadPDF.aspx?PaperID=EB-10-00193
  • 査読あり
• [学会発表] Taylor Rules and Equilibrium Determinacy in a Two-Country Model with Non-Traded Goods (2011)
  • 著者名/発表者名: 藤崎聖也
  • 学会等名: 日本経済学会2011年度秋季大会
  • 発表場所: 筑波大学
  • 年月日: 2011-10-29
• [学会発表] Interest Rate Control Rules and Stability in a HeterogeneousTwo-Country Model (2011)
  • 著者名/発表者名: 藤崎聖也
  • 学会等名: 日本経済学会2011年度春季大会
  • 発表場所: 熊本学園大学
  • 年月日: 2011-05-22