近年、インターネットなどの情報科学の発展によって我々は経験する前にそれがどのようなものかを知識として持ち、その知識に基づいて予測を持つことが可能である。しかし、このような知識とそれに基づく予測がどのように我々の経験に影響を与えるかは明らかではない。本研究では、特に感情に注目することで、次にどの程度嫌な感情経験をするかという知識がどのように感情経験、感情刺激への注意に影響を及ぼすか脳波を用いて検討した。2つの実験の結果から、我々は予測に基づいて感情経験、感情刺激の処理を調節することが明らかになった。
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