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2010 年度 実績報告書

カンボジアの教育における日・中・韓ODAの現状

研究課題

研究課題/領域番号 22830082
研究機関国際基督教大学

研究代表者

DAWSON Walterp  国際基督教大学, 教養学部, 准教授 (70586445)

キーワード教育 / 国際協力 / カンボジア / 東アジア共同体 / 日本・中国・韓国
研究概要

本課題はカンボジアの教育におけるODAの現状を調べるために、日本・中国・韓国のODA政策やカンボジアでの教育開発プロジェクトを比較する研究である。日本・中国・韓国とカンボジアの間で行われる国際協力の現象を「East-East Transfer」(アジア地域内交流)と名づけ、東北アジアと東南アジアまたは先進国と発展途上国の間の「Transfer」(交流)を説明することを目的とする。2010年9月からのスタートだったため、7ヶ月の間に研究成果としての学会発表や出版物を出すまでに至っていないが、データ収集やデータ分析の面では成果が得られた。カンボジアにあるNATI KHMER CONSULTINGの助力を得て、カンボジア政府と三力国(日本・中国・韓国)に関する教育のための援助(ODA)をテーマとする資料を入手できた。現在は、その資料を「研究実施計画」に書いたように、「ディスコース分析」と「政策分析」という二種類のデータ分析方法で調べている。この作業終了後は、データ分析の成果のまとめとして、日本教育社会学学会で発表する予定である。その後、今年度の研究計画の重点をカンボジアでのフィールド調査に移し、日本・中国・韓国それぞれがカンボジアで実施している教育開発プロジェクトを調査する予定である。さらにこの研究プロジェクトを広げるための次のプロジェクトをオーストラリア・シドニー大学の研究者と計画している。シドニー大学の研究者はオーストラリアの援助機関AUSAIDの研究プロジェクトを終わらせたところで、次の課題としては西欧(豪州を含む)の国々の援助機関とアジアの国々の援助機関を比較する研究プロジェクトを考えている。

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公開日: 2012-07-19  

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