研究課題
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現代ラテンアメリカ政治の主要な政治アクターである先住民運動は、民主体制下において多様な政治行動を取る。本研究は最も活発な運動を有するボリビアとエクアドルにおける、アンデス高地帯と低地帯の運動4組織を比較した。先住民を取り巻く政治的環境は非常に似ているにもかかわらず、国政選挙参加と制度外的権力獲得(ゲリラ活動や権力機構の二重化)のタイミングは全く異なる。本研究は、行動の差の原因は各運動組織の形成する規範にあり、何を適切な行動とするかを判断する独自の見方を形成してきたことを示した。
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ラテンアメリカ研究年報(日本ラテンアメリカ学会)
巻: 第31号 ページ: 1-28