研究課題
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導電性三角格子磁性体で実現する新奇なホール効果の起源を明確にすることを目的に、PdCrO_2に着目して、純良で大型の単結晶を開発し、そのスピン構造や電子構造を研究した。中性子弾性散乱によりスピン構造の非平面性を見出し、有限のスピン・カイラリティの存在を明らかにした。これはこの系のホール効果にカイラリティが重要な役割を担っていることを示唆する。さらに、磁気抵抗に60度周期の明確な角度振動効果を観測し、フェルミ面形状と異常伝導性の相関を明らかにした。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (4件)
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