研究課題
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円盤の散逸メカニズムの解明は、惑星の形成過程を明らかにする上で極めて重要である。われわれは、散逸にとくに関係すると考えられる「金属量」という有望なパラメータに着目し、低金属量下から高金属量下に渡る幅広い金属量範囲にある多数の星形成領域について、「すばる」8.2m望遠鏡を用いた近赤外線高感度撮像観測し、金属量が高いほど円盤寿命が長いという金属量依存性を求めた。その結果、遠紫外線もしくはX線による光蒸発が最も有力な原始惑星系円盤散逸のメカニズムの1つであることを示唆した。また、中質量星での円盤寿命を初めて定量的に求め、小質量星の約半分であり、ごく内側が非常に速いタイムスケールで消失するという中質量星特有の円盤進化をすることを示唆した。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件) 備考 (2件)
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