研究課題
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アントラセン結晶の融解時にみられる結晶状態「過熱状態」における格子振動が、定常状態の格子振動とは異なることを示し、過渡的な結晶構造が存在することを示した。低振動数ラマン分光の高速化に加え、顕微鏡下での動態観察を同時に行うことのできるよう分光測定手法を開発した。この結果、結晶の格子振動の生成と消失を、サブ秒マイクロメートルの時空間分解能で形態変化と同時に観測することが可能となった。これは微結晶ひとつの相転移における構造変化を分子レベルかつ実時間で追跡する新しい研究手法となる。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (7件) 備考 (1件)
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http://www.chem.s.u-tokyo.ac.jp/02basic/laboFiles/spectrum_j.html