研究課題
研究活動スタート支援
本研究は、建物部材に用いられる鋼材の動的繰返し載荷実験を実施して動的履歴特性を検討し、歪速度が耐震性能に及ぼす影響を評価するものである。まず柱や梁、履歴ダンパーに用いられる鋼種について、歪速度を変化させた繰返し載荷実験を行った。鋼種によらず、歪速度が増加すると降伏応力度は増加するが、ある程度塑性化が進むと増加は頭打ちとなり、載荷直後数サイクルに主たる歪速度の影響が確認された。また既往の実験研究から鋼材における歪速度の影響に関するデーターベースを作成し、歪速度と履歴との関係を示した。
すべて 2012
すべて 学会発表 (3件)