光標本化方式による動作特性の差について比較を行い、四光波混合(FWM)を用いる方式は高時間分解能化、非線形光ループミラー(NOLM)を用いる方式は低電力化に有利であることを明らかとなった。光量子化器と符号化器の光入出力特性を解析し、ADCの有効ビット数を4.08bit改善することが可能であることを明らかにした。光標本化器と量子化・符号化器を接続した実験を行い、高分解能化動作の原理確認を行い、提案方式による高分解能化を実証した。ただし、符号化処理を行う際には雑音の影響により性能が著しく低下する課題が残されており、符号化方法の改善については今後の課題である。
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