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2010 年度 実績報告書

防音性能と換気性能を兼ね備えた防音窓設計技術の確立

研究課題

研究課題/領域番号 22860074
研究機関熊本高等専門学校

研究代表者

西村 勇也  熊本高等専門学校, 制御情報システム工学科, 助教 (60585199)

キーワード建築環境 / 音環境 / 防音ユニット / 高次波音圧成分 / 共振周波数 / インピーダンスミスマッチング
研究概要

住宅用窓において,換気性維持と外来騒音の低減を両立させるための防音窓を設計するにあたり,出入口を持つ直方体の防音ユニットの音波伝搬を波動方程式より求め,それに伴う高次波音圧成分の発生メカニズムを明らかにする.また,理論計算により示された高次波音圧成分の発生メカニズムの正当性を証明するために実験検証を行い,本手法の有効性の確認を行った.
防音窓の性能を決めるための重要な防音ユニットは,膨張型マフラーと同じインピーダンスミスマッチング効果を利用する.換気と防音は相反するトレードオフの関係にあるため,三次元の波動方程式によりユニット内の音圧を理論的に解析した.高次波音圧成分の発生を防ぐために入出口の開口面積や配置を可変し,最適位置の検証を行った.また,理論計算の正当性を証明するために実験検証を行い,本手法の有効性の確認を行った.
防音窓の設計にあたり,より換気機能を活かすために入出口を対向位置・直交位置に配置した2つの解析モデルで定義し,三次元の波動方程式での理論計算及び実験検証を行った.理論計算・検証実験の結果より,高次波音圧成分の発生メカニズムが明らかとなり本手法の有効性の確認を行った.これにより任意寸法の防音ユニットの音響特性を求めることができ,また最適な入出口の位置決定が可能となる.次年度は,さらに換気機能を追求するため熱流体シミュレーションを実施し,トレードオフの関係にある防音と換気の両立を目標にしている.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 換気性能を有する窓の防音ユニット内の音響伝搬に関する研究2010

    • 著者名/発表者名
      西村勇也
    • 学会等名
      日本音響学会関西支部第13回若手研究者交流研究発表会
    • 発表場所
      同志社大学室町キャンパス寒梅館
    • 年月日
      2010-12-05

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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