アジアを対象とした応用一般均衡モデルを用いた温室効果ガス削減政策の経済影響評価

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22860077
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 土木環境システム
• 研究機関: 独立行政法人国立環境研究所
• 研究代表者: 藤森 真一郎 独立行政法人国立環境研究所, 社会環境システム研究センター, 特別研究員 (80585836)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• キーワード: 応用一般均衡モデル / 社会会計表 / データ調整 / 計量経済モデル

研究概要

本研究ではアジア主要国について2005から2050年を対象として、温室効果ガス削減を行った時のエネルギーシステム、マクロ経済への影響、炭素価格等を分析した。その結果、世界半減といったような目標を行う場合国によってその様相は大きく異なることがわかった。CCS技術や排出権取引等は排出量削減を効率的に進めるうえで重要であることがわかったが、それでもある一定のGDPロスは不可避である。

研究成果

• [雑誌論文] Development of method for estimation of world industrial energy consumption and its application (2011)
  • 著者名/発表者名: Fujimori S., Matsuoka Y
  • 雑誌名: Energy Economics 巻: 33(3) ページ: 461-473
  • 査読あり
• [雑誌論文] Potential of GHG emission reduction in Vietnam and its implications (2011)
  • 著者名/発表者名: Tran, T. T., Fujimori, S., and Y. Matsuoka
  • 雑誌名: Journal of Global Environmental Research 巻: Vol.67(5) ページ: I-161-170
  • 査読あり
• [雑誌論文] 応用一般均衡モデルを用いた日本における温室効果ガス削減目標の分析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 生津路子,藤森真一郎,松岡譲
  • 雑誌名: 環境システム研究論文集 巻: Vol.39 ページ: II-255-266
  • 査読あり
• [雑誌論文] Analyses of Climate Change Mitigation Measures to GHG Mitigation and Energy Consumption in Thailand towards 2030 using AIM/CGE Model (2011)
  • 著者名/発表者名: Thepkhun P., Fujimori S., Masui T., Limmeechokchai B
  • 雑誌名: Climate Thailand Conference ページ: 358-367
• [雑誌論文] 日本における温室効果ガス削減対策の評価:応用一般均衡モデルを用いた分析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 生津路子,藤森真一郎,松岡譲
  • 雑誌名: 環境衛生工学研究 巻: 25(3) ページ: 88-91
• [雑誌論文] Changes of energy consumption and the CO2 emissions structure in Vietnam from 1986 to 2005 (2010)
  • 著者名/発表者名: Tran, T. T., Fujimori, S., and Y. Matsuoka
  • 雑誌名: Environmental systems research 巻: Vol.38 ページ: 289-299
  • 査読あり
• [学会発表] 応用一般均衡モデルを用いた日本における温室効果ガス削減目標の分析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 生津路子,藤森真一郎,松岡譲
  • 学会等名: 第38回環境システム研究論文発表会
  • 発表場所: 東京,桜美林大学
  • 年月日: 2011-10-22
• [学会発表] Potential of GHG emission reduction in Vietnam and its implications (2011)
  • 著者名/発表者名: Tran, T. T., Fujimori, S., and Y. Matsuoka
  • 学会等名: 地球環境シンポジウム
  • 発表場所: 茨城大学
  • 年月日: 2011-09-15