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2011 年度 実績報告書

Exo1の精子形成過程におけるアポトーシス制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22880002
研究機関北海道大学

研究代表者

並木 由佳  北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 特任助教 (20590417)

キーワード減数分裂 / Exo1
研究概要

MRL/MpJマウスの精子形成過程における第一減数分裂中期特異的アポトーシスの原因遺伝子はExo1遺伝子の異常による。本研究では、MRL/MpJマウス型の第一染色体(100cM)Exo1遺伝子異常を再現したコンジェニックマウスを確立し、その精巣内における遺伝子発現レベルを網羅的に解析することにより、減数分裂中期特異的アポトーシス実行因子の同定を行うことを目的にする。本研究により、不良精子の排除機構を解明することができれば、生殖細胞の過剰なアポトーシスによる不妊症への応用が期待される。また、遺伝子損傷修復異常は癌の原因となることが知られており、その治療法確立に重要な知見をあたえるものと期待される。
1)MRLマウス型Exo1を持つコンジェニックマウスの作製・解析
MRLマウス型Exo1を持つコンジェニックマウスをスピードコンジェニック法により作製した。その結果、MRLマウス精巣と同様にコンジェニックマウスを形態学的に観察した結果、Exo1の異常は精巣特異的に影響を及ぼし、それ以外の臓器には影響を与えないことが明らかとなった。また、電子顕微鏡による観察よりアポトーシ,ス像を確認した。
2)マイクロアレイ法、リアルタイムPCR法
アフィメトリクス社のマイクロアレイ受託解析の結果、C57BL/6とMRL/MpJにおいて、DNA組み換え、アポトーシス関連遺伝子の発現量の差を比較した。現在差の見られた遺伝子群についてRT-PCRによりmRNAの発現の差について確認している。
3)pull down assay
現在のところ、GSTラベルExo1コンストラクトを作製した段階である。MRLマウス型Exo1を持つコンジェニックマウスの精巣のライセートを抽出するためにサンプリングも同時に行っている。

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公開日: 2013-06-26  

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