ウシ腰最長筋より高効率で筋管へと分化可能なウシ初代筋芽細胞培養系を確立した。採取した筋芽細胞は、筋芽細胞マーカーMyf5を発現し、分化誘導によって分化マーカーmyogeninを発現した。AMPKを活性化する低グルコース培地で分化誘導したとき分化が抑制され、マイオスタチン(MSTN)発現が減少した。しかし、MSTNレセプターの発現に変化は無かった。AMPKの活性化剤AICARは同様に筋分化を抑制し、MSTN発現を低下させた。また、AICARはMSTNシグナル阻害剤の作用を打ち消した。よって、AMPKはMSTNの作用を調節している可能性が示唆された。
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