研究課題
研究活動スタート支援
カンボジアにおいて、漁業生産の「獲る」から「売る」までの構造を一貫して把握するために聞き取り調査を行った。現状では、漁獲時、流通時の鮮度に対する意識が一般的に低く、インフラの未整備などもあり、鮮度に付加価値をつけて販売することが困難であった。しかし、一部の水産物では鮮度維持がなされ、鮮度が価格形成の一因となっていた。今後、漁獲技術の向上と資源の悪化が懸念される中、都市部の消費者には鮮度の高い水産物へのニーズがあることから、鮮度を売りに出来る販売流通システムの確立による魚価の向上が期待される。
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Fisheries Science
巻: 77(5) ページ: 713-722