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2011 年度 実績報告書

介護老人保健施設における看護職と介護職の協働パターンと職務満足度に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22890030
研究機関千葉大学

研究代表者

松田 直正  千葉大学, 大学院・看護学研究科, 特任助教 (60376176)

キーワード看護と介護 / 協働 / 職務満足度 / 介護老人保健施設 / 職場環境
研究概要

介護老人保健施設における看護職と介護職の協働パターンと職務満足度の関係を明らかにするために、看護職および介護職を対象に、無記名式郵送法による調査を行った。看護職1,000名、介護職1,000名に対して送付した調査票のうち、412名からの回答を得た。協働パターンについて、「日常の排泄ケア」「深夜の排泄ケア」「入所者の着替え」「遠足やクリスマス会等以外の日々のレクリエーション」「浴場で入所者の体を洗う」の5つの項目について対象者の施設のケアの方針を回答してもらい、その回答パターンを基に、ペア型、独立型、ペア・独立共存型の3つの協働パターンに分けた。大阪教育大学教育学部教養学科安達智子准教授が開発した「職場環境、職務内容、給与に関する満足感測定尺度」のスケール5)を、開発者の許諾を得て使用した。その結果、介護職において独立型よりもペア型の方が職場環境の満足度が高いという傾向が認められた。
介護職において、独立型よりもペア型の方が職場環境の満足度が高いという傾向が認められたことから、介護職の役割拡大が進む現在の社会的背景のなかにあって、介護職が単に独立して業務を行うことのみを推進するのではなく、看護職と介護職がペアになってケアを行うことも重要な視点であることが示唆されている。その一方で、ペア型には「看護職が介護職と同化し、看護職が入所者の熱発等の異変に気付くのが遅くなることがある」というような不利点があることから、入所者にとってのケアの質と、職員の職務満足度をともに向上させるような協働の在り方をさらに検討し、創出していくことが求められている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 2011

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 介護老人保健施設における看護職と介護職の協働に関する研究(第一報)-協働の実態に焦点をあてて-2012

    • 著者名/発表者名
      松田直正
    • 雑誌名

      第42回日本看護学会論文集-看護総合-

      巻: (印刷中)

  • [雑誌論文] 介護老人保健施設における看護職と介護職の協働に関する研究-協働の類型に焦点をあてて-2012

    • 著者名/発表者名
      松田直正
    • 雑誌名

      第42回日本看護学会論文集-看護管理-

      巻: (印刷中)

  • [学会発表] 介護老人保健施設における看護職と介護職の協働に関する研究(第二報)-協働の類型に焦点をあてて-2011

    • 著者名/発表者名
      松田直正
    • 学会等名
      第42回日本看護学会-看護管理-学術集会
    • 発表場所
      神戸ポートピアホテル(兵庫県神戸市)
    • 年月日
      2011-10-13
  • [学会発表] 介護老人保健施設における看護職と介護職の協働に関する研究(第一報)-協働の実態に焦点をあてて-2011

    • 著者名/発表者名
      松田直正
    • 学会等名
      第42回日本看護学会-看護総合-学術集会
    • 発表場所
      シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル(千葉県浦安市)
    • 年月日
      2011-09-18

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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