研究課題
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肺癌cDNA microarray解析結果から、肺がんで高度に発現し、正常臓器での発現が低い分泌蛋白LASEP3(Lung Cancer Associated Serum Protein3)を同定した。免疫組織染色による検討で、LASEP3は、非小細胞肺がんの組織で高発現を認め、また、予後不良因子であった。ELISA法により非小細胞肺癌患者LASEP3の血清濃度を検討したところ、LASEP3陽性率は61. 8%であった。肺癌細胞株におけるLASEP3の発現をsiRNAで阻害したところ、有意に細胞増殖が抑制された。LASEP3は肺癌の有用な新規血清バイオマーカーであり、非小細胞肺がんの組織予後マーカー、治療標的分子候補であると考えられた。
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