慢性筋萎縮疾患制圧を目的としたRNA干渉法を利用した咀嚼筋量制御法

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22890125
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 矯正・小児系歯学
• 研究機関: 徳島大学
• 研究代表者: 川上 恵実 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (20579958)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• キーワード: 筋ジストロフィー / マイオスタチン / RNAi / 骨格筋

研究概要

骨格筋量の調節に関与するマイオスタチン(Mst)遺伝子のRNAiを応用して骨格筋の制御とその機能回復を図り、筋ジストロフィーに対する真吉量法を開発することを目的として、マウス骨格筋へのMst特異的siRNAとアテロコラーゲンの複合体の局所・あるいは全身投与を行った。その結果、形態的には骨格筋の肥大を認め、機能的には張力、筋活動量ともに回復傾向を認める結果となった。

研究成果

• [雑誌論文] Atelocollagen-mediated systemic administration of myostatin-targetting siRNA improves muscular atrophy in caveolin-3-deficient mice (2011)
  • 著者名/発表者名: Kawakami E, Kinouchi N, et al.
  • 雑誌名: Dev Growth Differ 巻: 53(1) ページ: 48-54
  • DOI: doi:10.1111/j.1440-169X.2010.01221.x.
  • 査読あり
• [雑誌論文] Delivery of small interfering RNA with a synthetic collagen poly(Pro-Hyp-Gly) for gene silecing in vitro and in vivo、Development Growth and Differentiation (2010)
  • 著者名/発表者名: Adachi T, Kawakami E, et al.
  • 雑誌名: Dev Growth Differ 巻: 52(8) ページ: 693-699
  • DOI: doi:10.1111/j.1440-169X.2010.01206.x.
  • 査読あり
• [学会発表] 特殊加工コラーゲンを担体としたマイオスタチンsiRNA投与による骨格筋量調節法の研究 (2010)
  • 著者名/発表者名: 川上恵実、木内奈央、足立太郎、中村彩花、川合暢彦、田中栄二、野地澄晴
  • 学会等名: 第69回日本矯正歯科学会大会
  • 発表場所: パシフィコ横浜(横浜市)
  • 年月日: 20100927-29
• [図書] 生体の科学「マイオスタチンの発現抑制による治療」 (2011)
  • 著者名/発表者名: 川上恵実, 他
  • 総ページ数: 146-150
  • 出版者: 医学書院