研究概要 |
本研究の目的は、非侵襲的陽圧換気療法(以下NPPV)を受けた急性呼吸不全患者において、NPPV中の患者の体験や思いを明らかにし、NPPVを継続していく上で必要とされる看護支援を行うためのアセスメントツールを開発することにある。そこで平成22,23年度は、本研究で最も重要なNPPVを装着した経験のある患者からのデータ収集を中心に行った。まずは、国内外のNPPVの現状を文献検討すると共に、急性期においてNPPVを使用している研究フィールド(2施設)を確保し、急性呼吸不全でNPPVを断続的に受けた患者を対象として、NPPV装着での患者の体験や思いに関して、入院中の身体的精神的に安定した時期に半構成的面接を6名の患者に対して行った。データ収集や分析(平成24年度)は、修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチにより継続比較分析を行い、NPPV装着での患者の体験や思いを結果図で提示し、学会発表を行うことで結果の周知をした。
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