散瞳時の光環境が超早産児に及ぼす影響について明らかにするため、行動学的反応の変化を各2分間ずつVTRで撮影し、超早産児4名のデータを分析した。同時に唾液コルチゾールの分析も行った。その結果、光環境(通常処置時の照度と低照度)の違いによる自律神経系ストレス反応や運動系ストレス反応、状態系ストレス反応の出現に有意差は認められなかったが、非散瞳時に比べ散瞳中に状態系ストレス反応が有意に出現することが認められた(P=.006)。唾液コルチゾールの分析では光環境(通常処置時の照度と低照度)の違いによる有意差は認められなかった。
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