研究課題
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ホスホジエステラーゼ(PDE)は、ドーパミンD1受容体シグナルの制御に重要である。前頭前皮質におけるD1受容体シグナルの減弱は統合失調症の認知機能障害に関連し、PDE阻害薬はD1受容体シグナルを増強することから、統合失調症治療効果が期待される。本研究により、大脳皮質では主にPDE4が機能し、PKAシグナルを調節していることが明らかとなり、PDE4阻害薬の認知機能障害治療薬としての可能性が示唆された。本研究の結果より、PDE4の阻害が統合失調症の認知機能の改善などの精神疾患の治療につながるのではないかと考えられる。
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