研究課題
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亜鉛要求性酵素の1つであるTNAPの活性化は、分泌経路に局在する亜鉛トランスポーターZnT5, ZnT6, ZnT7の複合体によって活性化されること、また亜鉛を強制導入してもTNAPの活性化は起こらないことから、ZnT5/ZnT6ヘテロ複合体(ZnT7ホモ複合体)を介してTNAPに亜鉛が供給される必要があることが判明した。また亜鉛輸送ができないZnT5/ZnT6ヘテロ複合体を発現させるとTNAPは活性化されないが、アポ型として安定に発現していた。以上の結果から、ZnT複合体は、最初にTNAPタンパク質を安定化し、続いてTNAPに亜鉛を供給する2段階の制御機構によってTNAPの活性化を行っていることが明らかになった。
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J Biol. Chem
巻: 286 ページ: 16363-16373
http://www.riken.jp/r-world/research/results/2011/110426/index.html
http://www.rikenresearch.riken.jp/eng/research/6654