研究課題
研究活動スタート支援
小児の神経芽腫は、神経堤由来細胞から発生すると考えられている。しかしその正常分化機構もはっきりとは分かっておらず、細胞の癌化の分子機序を解明するにあたり、同時に解明するべき課題であると考えられる。そこで、神経堤由来細胞の分化を追跡するための新規実験法の確立がこの研究の主たる目的であった。当初より、胎生期のE9からE12にてneural tubeへのelectroporationを行い、GFPをレポーターとして観察を行うことで、既存の交感神経節神経細胞の正常発生に関する報告が正しいことを確認したいと考えていたが、結果の再現性に乏しく、解析に足るほどまで確立されていないという否定的な結果であった。
すべて 2011 2010
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)
Current Biology
巻: 20(22) ページ: 2058-65