1. 正常CT画像を基にした鼻副鼻腔の3次元再構築と気流解析 鼻副鼻腔精査ためにCTを撮影し、画像上鼻副鼻腔に異常が見られなかった症例を正常CT画像として使用した。INTAGE Volume Editorにて、鼻腔・副鼻腔のみを再構築し、ボリュームデータを作成し、STLフォーマットで出力する。出力されたデータをANSYS FLUENTを用いて、ボリュームデータをメッシュ化し、モデルを作成し気流解析を行った。 健常者にておいては、左右の鼻腔にて、流速に差がないことが示唆された。 2. 標準的な内視鏡下鼻内手術の手技に即した切除範囲のモデル作成と術後の気流の変化の分析 手術の方法ごとのモデル作成を行った。 現在は手術方法ごとの気流の差異について分析中であり。 以上の研究を継続することにより、各手術手技による、データの違いを検討し、手術法の最適化に関するエビデンスを確立することが可能であると思われる。
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