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2023 年度 実績報告書

現実世界と電子世界の融合で被災地復興に寄与する次世代MLA

研究課題

研究課題/領域番号 22H00011
研究機関筑波大学

研究代表者

白井 哲哉  筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (70568211)

研究分担者 水本 有香  神戸学院大学, 現代社会学部, 教授 (00735053)
阪口 哲男  筑波大学, 図書館情報メディア系, 准教授 (10225790)
木村 周平  筑波大学, 人文社会系, 准教授 (10512246)
照山 絢子  筑波大学, 図書館情報メディア系, 准教授 (10745590)
丹羽 朋子  国際ファッション専門職大学, 国際ファッション学部, 講師 (10753486)
福島 幸宏  慶應義塾大学, 文学部(三田), 准教授 (40531182)
大庭 一郎  筑波大学, 図書館情報メディア系, 講師 (50282372)
天野 真志  国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (60583317)
森嶋 厚行  筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (70338309)
阿部 浩一  福島大学, 行政政策学類, 教授 (70599498)
柴山 明寛  東北大学, 災害科学国際研究所, 准教授 (80455451)
西村 慎太郎  国文学研究資料館, 研究部, 教授 (90383546)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2027-03-31
キーワード災害アーカイブ / 東日本大震災 / 資料活用
研究実績の概要

2023年度の研究活動については顕著な進捗について4点を述べる。第1に、福島県双葉町教育委員会と筑波大学図書館情報メディア系との連携協定に基づき本研究メンバーが取り組んできた、双葉町の震災関係資料整理作業が一つのメドを迎え、中間報告に向けた検討を開始できた。第2に、東日本大震災映像アーカイブ活動を展開するせんだいメディアテークと本研究メンバーの連携でワークショップを実施し、大学生と被災者との対話による記憶の継承法に関する調査研究を実施した。第3に、被災地の写真資料を媒介とする被災者の記憶記入システム及びその中の個人情報抽出システムの開発を進め、その試験版について実際に地元住民等に使ってもらってその改善点に関するインタビュー調査を実施した。第4に、中国四川省の四川大地震サイトミュージアム2箇所についての現地調査を実施し、両館の視察調査及び担当者または館長との面談を通じて情報収集を行った。それぞれは各研究部門の取組の一部だが、今後の共同研究討論を通じて情報共有を行っていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

各研究部門においてはそれぞれの具体的な課題に基づく調査等を着実に実施している。これらの成果を共同討論で共有する機会について、2023年度は多くの時間を取ることができなかったが、調査が順調に進んでいること、それらに基づく研究発表が一定度出されていることから、上記の評価にいたった。

今後の研究の推進方策

災害アーカイブ活動に関する海外調査について、その調査対象地の多くが現在の紛争地域である点から、その実施について慎重に検討を行う。また国内調査については、2023年度までの成果を基づいて一層具体的な成果を挙げるよう進めていく。

  • 研究成果

    (10件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] 2024 A field report on the ‘6 Subat;ubat’ Earthquake2024

    • 著者名/発表者名
      木村周平
    • 雑誌名

      歴史人類

      巻: 52 ページ: 25-47

  • [雑誌論文] ふくしまの現場から振り返る11年-できたこと、できなかったこと-2023

    • 著者名/発表者名
      阿部浩一
    • 雑誌名

      史学

      巻: 92(1/2) ページ: 133-150

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 自治体史編纂と震災資料―『岩沼市史11特別編Ⅲ震災』における震災叙述―2023

    • 著者名/発表者名
      天野真志
    • 雑誌名

      神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター年報

      巻: 15 ページ: 120-126

  • [学会発表] Julia Gerster: Sustainability Issues of Digital Archives of the Great East Japan Earthquake2023

    • 著者名/発表者名
      Akihiro Shibayama
    • 学会等名
      AIWEST-DR 2023
  • [学会発表] ハイパーリンクを用いたデジタルアーカイブの評価2023

    • 著者名/発表者名
      福島幸宏, 宮田洋輔
    • 学会等名
      日本図書館情報学会春季研究集会発表論文集
  • [学会発表] 原発事故被災地における歴史資料保全活動の成果と課題2023

    • 著者名/発表者名
      西村慎太郎
    • 学会等名
      岡山大学文学部プロジェクト研究講演会
  • [学会発表] 他者の映像の中に入る身体:記録映像アーカイブの「仮構的再現」の試みから2023

    • 著者名/発表者名
      丹羽朋子
    • 学会等名
      東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
  • [図書] シン防災-災害研究のこれまでとこれから2023

    • 著者名/発表者名
      水本有香
    • 総ページ数
      288
    • 出版者
      昭和堂
  • [図書] メディア・リミックス : デジタル文化の「いま」を解きほぐす2023

    • 著者名/発表者名
      福島幸宏
    • 総ページ数
      296
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
  • [図書] ひらかれる公共資料 : 「デジタル公共文書」という問題提起2023

    • 著者名/発表者名
      福島幸宏
    • 総ページ数
      216
    • 出版者
      勉誠社

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公開日: 2024-12-25  

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