研究課題
基盤研究(A)
家計および企業ミクロデータを利用した計量経済学手法により、ロボットや人工知能といった新技術の導入と在宅勤務という新しい働き方が、雇用・賃金・格差に与える影響を解明する研究である。
企業からのデータ提供と共同研究、およびアンケート調査によってデータ制約を克服し、具体的な事例と実際の行動データを用いて分析する点に学術的意義を有する研究である。新技術と新たな働き方が労働生産性や雇用などに与えるインパクトについて、学術的裏付けをもった方法論のもとで定量的に明らかにすることは、国際的にトップレベルの学術成果を生み出すだけでなく、エビデンスに基づく政策立案への波及効果も期待できる。