研究課題/領域番号 |
22H00087
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分10:心理学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
松宮 一道 東北大学, 情報科学研究科, 教授 (90395103)
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研究分担者 |
伊師 華江 仙台高等専門学校, 総合工学科, 准教授 (10435406)
立花 良 東北大学, 情報科学研究科, 助教 (30866398)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究の概要 |
従来の実証研究において、身体感覚の拡がりを評価した研究はほとんどない。本研究では、身体が触れなくても身体の感触として感じる現象(「身体に埋め込まれた社会性」)の形成メカニズムを明らかにする。身体感覚評価手法を用いて、二者間の身体を介した相互作用から身体感覚の拡がりを評価し、拡がりと人間の心理状態との関連とそのメカニズムを解明する。さらに、身体感覚の拡がりを人工的に操作する手法を確立する。
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学術的意義、期待される成果 |
応募者が開発してきた体性感覚に基づく身体感覚評価手法により、知覚的身体形状を推定することを可能にし、柔軟に変容する身体感覚をリアルタイムで定量評価する点は独自性の高いアプローチであり、身体感覚の拡張に関する有効な知見をもたらすことが期待できる。基礎研究と応用研究を有機的に統合し、対人緊張や不安などといったメンタルヘルスなどの問題に対する支援につながる可能性も高いと考えられる。
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