研究課題
基盤研究(A)
本研究は未来や他者のメタ認知に関し、ヒトとサルを対象として機能的MRIや電気生理学的記録法を用いた神経活動の測定を行い、さらに、経頭蓋超音波刺激法と薬理学・化学遺伝学法を組み合わせた脳深部刺激技術を開発して、メタ認知に関連する神経活動と判断・意思決定など行動との因果関係を明らかにしようとするものである。
経頭蓋超音波刺激法を用いて神経活動の操作技術を確立でき、それがヒトにも適用可能であることが確認できれば、ヒトとマカクサルにおける回顧的・内省的メタ認知についてのこれまでの知見と本研究で得られる展望的・社会的メタ認知の知見を総合し、メタ認知に関する理解を深め、その進化的起源にもアプローチすることができる。