研究課題
基盤研究(A)
非線形消散波動方程式の数学的本質が波動的であるという視点に対し、従来から強調されていた臨界指数のみならず、より定量的な解の存在時間(ライフスパン)の評価と爆発界面のアプローチに基づき、新たな方程式の分類を切り拓く研究である。宇宙論や流体問題に表れる方程式への応用についても新たな研究方法となる。
ライフスパン評価と爆発境界の関係を明らかにすることおよび「波動的・熱的」という方程式の持つ性質をライフスパン評価から分類するという新たな視点は独自性が高い。また、中間的な性質の出現も期待できる。これらにより、非線形方程式に対する解析が大きく前進することになる。