研究課題
基盤研究(A)
レーザー核融合において燃料を中空球殻型から中実球型とすることで、流体的不安定性を低減した均一な高密度圧縮を実証すること、ならびに、高密度水素及び水素同位体中でのα粒子の阻止能の計測により、核融合プラズマ燃焼における重要な物理量を決定することを目的とする研究で、レーザー核融合の実現の可能性を飛躍的に高めることを目指している。
極めて独創的な中実球型燃料を用いた高密度圧縮が実証できれば、世界に先駆けてレーザー核融合を実現することが期待できる。また、高密度圧縮時の重要な物理量を決定することで、核融合プラズマ燃焼における物理現象の理解の深化と基礎物理学としての波及効果も期待でき、学術的な意義が高い研究である。