研究課題/領域番号 |
22H00130
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分15:素粒子、原子核、宇宙物理学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
井岡 邦仁 京都大学, 基礎物理学研究所, 教授 (80402759)
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研究分担者 |
樫山 和己 東北大学, 理学研究科, 准教授 (10785744)
高橋 龍一 弘前大学, 理工学研究科, 准教授 (60413960)
柴田 大 京都大学, 基礎物理学研究所, 教授 (80252576)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究の概要 |
電波領域で最も明るい突発現象である「高速電波バースト(FRB)」の標準的理論モデルを構築する。マグネターのX線バーストとFRBが同時に観測されたイベントを手掛かりに、マグネターにおけるFRBの可能性を追求する。また、FRB観測から求まる宇宙の自由電子の柱密度という新たな情報が拓く「FRB宇宙論」に対する理論的基盤を整備し、FRBからの多様な情報を用いたマルチメッセンジャー観測の可能性を予言する。
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学術的意義、期待される成果 |
FRBは、2007年の発見以来、観測数が増加しているものの、その生成箇所・機構が不明な新しいタイプの天体現象である。FRBに関する標準理論を構築することは、宇宙物理学における新しい謎を解明することになり、学術的に高い意義がある。特に、マグネターで生成することが明らかになれば、周辺分野への学際的な展開が可能となる。また、宇宙の基本パラメータの決定とも関係するため、大きな波及効果が期待される。
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