研究課題/領域番号 |
22H00138
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分15:素粒子、原子核、宇宙物理学およびその関連分野
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研究機関 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 |
研究代表者 |
橋本 省二 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 教授 (90280510)
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研究分担者 |
大木 洋 奈良女子大学, 自然科学系, 准教授 (50596939)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究の概要 |
応募者達が開発した終状態を重み付きで足し上げる手法を用いて、B中間子のインクルーシブ・セミレプトニック崩壊の非摂動計算を実現する。SuperKEKB/Belle II実験の測定結果を理論と比べ、QCDに起因する理論的不定性を低減し、T2K実験に関して、ニュートリノ核子散乱の非弾性散乱断面積に対しても技術開発を進める。
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学術的意義、期待される成果 |
終状態を指定して足し上げた結果は、従来行われてきたクォーク・ハドロン双対性を仮定した計算と矛盾する結果を与えることから、この仮定によらない計算が求められている。これに対して、最近、応募者らが考案した終状態を任意の重み付きで足し上げる手法を用いた本格的な計算を行うことで、不定性をなくし、小林益川行列要素を精度よく決定することを目指す。
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