研究課題
基盤研究(A)
本研究は、将来の宇宙加速膨張の直接検証および地球型系外惑星の探査を目指して、応募者自らが考案した新しい概念の高分散分光器と視線センサーを活用することで、10年間に渡って数cm/sの精度で天体の視線速度を測定できる装置を実験室内で開発し、実証する計画である。
応募者の提案する超高精度視線速度測定装置がもし実現できれば、天文学へのインパクトは非常に大きい。応募者が開発してきた瞳収縮分光法や、本研究で実証を試みる視線センサーは、独創性が極めて高い。応募者はこれまでに、さまざまな新しいコンセプトの観測装置を提唱・実証してきており、研究遂行能力に懸念はない。