研究課題/領域番号 |
22H00162
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分17:地球惑星科学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
中村 美千彦 東北大学, 理学研究科, 教授 (70260528)
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研究分担者 |
吉本 充宏 山梨県富士山科学研究所, その他部局等, 研究員 (20334287)
無盡 真弓 東北大学, 理学研究科, 助教 (60822004)
新谷 直己 東北大学, 理学研究科, 助教 (80880103)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究の概要 |
火山噴火のメカニズムとして、従来の地下からのマグマ上昇が原因と考えるモデルとは異なり、地表近くのマグマが地下水と触れることによって噴火、減圧を起こし、それがトリガーになって順にトップダウンのメカニズムを引き起こすという新たな観点からの研究である。すでに多数利用可能な薄片の基本的な光学観察等によっても検証可能である。
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学術的意義、期待される成果 |
富士宝永火山の噴火がトップダウン型モデルで説明できた場合、このモデルがこの例に限らずより普遍性を持つ可能性が示唆される。今までボトムアップ型モデルで説明されてきた噴火事例が再解釈される可能性を持つ。また今後の火山活動の観測において、単に地下マグマの移動観測のみならず、地下水の挙動にも注目する必要性が出てくることが推測される。
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